不安でも大丈夫
不安との上手なつきあい方
お正月休みも終わり、お仕事や学校が始まった方も多いと思います。
仕事や学校が楽しみで仕方無い、という方もいるかも知れませんが、
休み明けというのは、
多くの方が不安や憂うつな気持ちを感じるのではないでしょうか。
そんな不安を感じたとき、皆さんはどうされていますか?
多くの方は、不安を無くそう、消そうとされるのではないかと思います。
けれど、不安というものは、
無くそうとすればするほど、
消そうとすればするほどに、
不安な気持ちが強くなってしまうものなのです。
マインドフルネスになろう
マインドフルネスという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
マインドフルネスとは、
「いま・ここ」に意識を集中させることで、
あるがままにものごとを受けいれることを意味します。
私たちは、通常は、つねにものごとを価値判断し、
評価をくだしています。
「不安になってはいけない」
「こんな風に考えるのは、ダメだ」
「もっと、強くなりたいのに」
そんな風に判断を下し、評価することで、
ますます気持ちは落ち込んでいきます。
一方で、マインドフルネスになるということは、
そうした判断や評価を、少しわきに置いて、
「いま・ここ」にあるものを淡々と観察しつづけます。
不安な気持ちになったら、
その不安な気持ちに気付いて、
自分が不安に感じていることを認めて、
ただその不安を観察するのです。
やってみよう、マインドフルネス
少し、目を閉じて、自分のカラダを観察してみます。
焦りや不安を感じていたら、
その焦りや不安がカラダの何処で感じているのか、
意識を向けてみましょう。
ひょっとしたら、胃の下のあたりがモゾモゾしたり、
ノドの辺りに何かがつまっているようだったり、
胸がキュッと圧迫されているように感じたりするかも知れません。
そうしたカラダの感覚に、
一つ一つ気付いてみてください。
実は、こんな風にカラダの感覚をモニタリングするだけでも、
不安が和らぐ効果があります。
次に、違和感を感じたカラダの部位に、
そっと手をあててみます。
そして、そこに優しく空気を吹き込むようなイメージで、
呼吸をしばらく繰り返してみてください。
そして心のなかで自分に向けて
「不安になることもあるよね。」
「そこに居てもいいよ」
と、不安にちゃんと居場所を作ってあげましょう。
今年は、ぜひ不安と仲良くなる練習をしてみてください。